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2013年5月 1日 (水)

日本初のセロテープ

Img_0389セロテープはニチバンの商品名(クリックで拡大)

今では、「セロテープ」は家庭の必需品になっていますが、昭和23年頃の日本では誰も知りませんでした。

まだGHQが活躍していた当時、日本国内の郵便ポストに投函された郵便物はすべてGHQの検閲が必要で、封書は下部を鋏で切って中の文書をチェックしてセロテープで封をして宛先に送られました。

そのため、鋏で切られた部分に「検閲をした」という英文の説明を書いた透明テープでシールされました。この検閲を実施するにあたりシール用のテープが本国から間に合わず急遽日本の絆創膏メーカーのニチバンに制作依頼が来ました。要求は透明のテープに文字を書いた片面粘着テープでした。

たまたま、ニチバンではアメリカの3M社のメンディングテープ(上の写真のバック)を見本に商品開発に着手していたので、要求通りのテープを約一ヶ月で試作品を届けたところあまりの早さに驚いたということで、大量の注文が舞い込みました。

ニチバンでは、早速国内向けに「セロテープ」の名称で商標登録すると同時に発売を開始しましたが、日本国内ではまったく売れません。その理由は使い方がわからなかったからです。社員たちは何に使うのかから入って全社員がセールスの説明に日本中を駆け巡りました。

学校、会社、梱包工場、事務所、商店などに持ち込んで一人一人に説明して回りました。その甲斐もあって昭和30年頃から存在が知られるようになりました。と同時に一般名称は「セロハンテープ」と言うのに「セロテープ」がそのまま流通することになりました。

これは、かつて「味の素」は商品名なのにラジオのお料理の時間で講師が「味の素を少々・・・・・・」と発言したこともあったように、ほとんどの人が「セロテープを下さい」と買いに来ました。


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