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2013年4月 8日 (月)

堂々と、昼間から「闇市」が大繁盛

Img_0349闇市で賑わう露天商(クリックで拡大

)

東京の新橋や新宿などの駅前広場には戦争が終わったばかりの9月になるとぎっしりと「闇市(やみいち)」が並び、それまで見ることが出来なかった日用品がそろいました。闇とは終戦とともに統制品の公定価格が無視され、自由に売られる価格のことで、銭の単位が消えて円になりました。

その広場は、1か月前まで防空壕があったり野菜農園があった場所です。

鍋やお釜の炊事用品から食器類、肉、魚、野菜まで所狭しと並べられ、正札はついていませんが、聞くとびっくりする値段が返ってきます。「高いっ」と一声叫ぶと急に声が小さくなって「買うなら○○円でいい」と囁きます、実はそれがおとりで「安いね じゃぁ買おう」と手を出すとわれもわれもと群がってまたたく間になくなります。

生卵が1個5円、生肉が100円(公定価格の100倍以上)などいわゆる闇値が勝手に飛び交い、物影に入ると精米した白米がこっそり取引きされています。

怪しげな腕時計、万年筆、中には鉄道用の電球(実は左ねじで一般には使えない)なども新品として並んでいました。

やがて、年が変わってテントを張った露天商に代わますが、駅前の舗道は一人がやっと歩けるほどになっていました。

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コメント

クリップさんの昭和20年代のお話は大変貴重で、興味深く読ませて頂いています。

この闇市も、敗戦後の典型的な光景の一つで興味深いです。

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