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2013年4月29日 (月)

拾銭紙幣と五銭紙幣の発行

Img_0387戦後発行された拾銭と五銭紙幣(クリックで拡大)

昨日に続いて、2種類の紙幣の話題です。

拾銭紙幣は昭和22年、5銭紙幣は昭和23年に発行され、いずれも昭和28年に廃止されています。

昨日のこの欄で昭和22年には国鉄山手線の初乗り運賃が1円になったと紹介しましたが、この年に大人の入浴料金が1円に、食パンは昭和21年に1斤1円20銭に、鉛筆が1本が間もなく2円になっておりました。

と言うことは、上の二種類の紙幣が世の中に出た時は銭単位の買い物はすでに存在しなかったことになります。それまでのつなぎとして戦争末期の昭和19年に発行された5銭と10銭紙幣が(3月30日のブログ参照)廃止されずに通用していたのです。

どうしてもっと早く出せなかったのかと疑問に思われるでしょうが、昭和21年に新円切り替えと言う造幣局始まって以来の大改革(4月13日のブログ参照)によって新しい紙幣の発行が急務になり、銭紙幣の発行が後回しになりました。その時点ではこんなに早く物価が上昇するとは誰も予測することが出来ませんでした。

もう一度、上の写真を見てください。五銭紙幣は右横書きで、拾銭紙幣は左横書きになっており、五銭の「銭」の字が略字で、拾銭の「錢」は本字になっています。そして、昭和28年にこの4種類の紙幣は廃止になりました。

参考までに、昭和26年には山手線の初乗り運賃が10円になっていました。

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