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2013年4月 9日 (火)

直接国民の声を聞くための「街頭録音」

Img_0351「街頭録音」の模様(クリックで拡大)

NHKでは、GHQの指示により「マイクを一般に開放して国民の声を聞くように」とのアドバイスに従って録音機を街頭に持ち出し、直接国民の考え方や政府への要望などを収録する番組を作りました。それが「街頭録音」でした。

それまでの放送はNHKからの一方的な内容が中心で、特に太平洋戦争が始まってからのものは大本営からの指示だけでした。海外の情報は一切聞くことができず、毎日放送されるニュースは戦争が日本軍が有利に展開しているとの勇ましい内容ばかりでした。

それが、突然の降伏により、世界のニュースがどんどんと聞けるようになると、世界の中で日本国民は何を信じ、これからどうすればいいのか、不安になるばかりでした。

特に明日からの生活はどうなるのか、誰もが関心を持っていながら、誰も教えてくれません。NHKが最初に取り上げたテーマは「あなたはどうやって食べていますか?」でした。それは、国民が朝起きるとともに目の前に直面するです。

写真はその人の群れで、東京・銀座の資生堂前に設けられた特設ステージは、始まる前から、ものすごい人だかりになりました。自分の意見を言いたい人、直接政府に質問したい人、明日からの生活はどうなるのかと不安をぶつける人、人々の群れは都電の線路まであふれて収集がつかなくなりました。

その内容は、直接電波に乗るのではなくて、編集されて全国に流されるものでしたが、対応した藤倉修一アナウンサーは終日発言の収集に大わらわでした。その後も日を決めて収録にあたりましたが、国民の声は日に日に大きくなって行きました。

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