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2013年3月31日 (日)

太平洋を越えた「風船爆弾」

Img_0332風船爆弾のレプリカ(クリックで拡大)

初めての風船爆弾は昭和19年11月未明、折からの偏西風に乗って日本の東海岸3ヶ所の基地から一斉に飛ばされました。(上の写真は5分の1のレプリカで:江戸東京博物館の展示品)

風船爆弾は直径およそ10m、和紙とこんにゃく糊を交互に貼りあわせたもので中に水素ガスを入れ、その下に15kg爆弾一個と5kgk焼夷弾を2個取り付け、日本上空に流れる上昇気流に乗せて飛ばし、アメリカ本土に到達した頃に自動的に爆弾を切り離して落下させる仕掛けです。

生産された個数はおよそ1万個と言われ、太平洋を越えてアメリカ本土付近に到達したのは300個ほどが確認されています。

風船爆弾は全国の女学生が動員されて極秘の内につくられ(日本劇場とか宝塚劇場などの広いスペースがある密室)、発射基地に運ばれてから水素ガスを充てん爆弾を装着しました。

一方、アメリカはB29爆撃機には数トンの焼夷弾を積み込み、大編隊を組んで正確な操縦によって目標都市の上空に到達、目標物に狙いを定めて投下したのに比較して、風船爆弾はなんと無謀な作戦と誰もが思いますが、アメリカ本土を直接攻撃をする手段として唯一の方法だったのです。

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