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2013年3月21日 (木)

戦時中の一般家庭の日々の暮らし

Img_0310戦争中の一般家庭の室内(クリックで拡大)

 上の部屋は、大東亜戦争が始まって以来の、ごく一般家庭の例です。

まず、目を引くのが窓ガラスの紙テープ貼りです。爆弾が落とされた時に爆風で窓ガラスが割れて飛び散ると危険だから外に面したガラス窓は紙テープを糊で貼って防ぐためのもの。実は、この頃になるとガラスは貴重品で割れても手に入らないための予防策です。卓袱台が出ているのは食事のためでなく、家族が無事を確かめあうひと時のためにほっと一服の場。

中央に一升瓶(青い瓶)があるのは、お酒を入れるのではなく、配給になったお米(玄米のまま)を食べる分だけ中に入れて適当な棒で上から搗いてお米の薄皮を摩擦で削り落とす道具で(手動精米機?)、防空演習などでくたくたになっている体を休める暇もなく、時間があれば誰かが米搗きをやらなければなりません。

中央に伏せてあるのは鉄兜(今でいうヘルメット)で、男女に関係なく外に出るときは被らなければ叱られます。子供たちは防空頭巾(づきん)を付けます。

畳は、防空壕の上に被せて落ちてくる焼夷弾を防ぎ、人間は室内の床に蓆などを敷いて暮らします。夜はその上にごろ寝をしますが、空襲警報のサイレンが鳴ると昼夜を問わずに近くの防空壕に逃げ込みます。

夜は、灯火管制で、電気の笠を黒い布で覆って光を外に漏らさないようにしますが、空襲警報では消して逃げなければいけません。懐中電灯があっても電池ぱどこにも売っていませんし、ロウソクの火も敵機に発見されるからとつけることはできません。ひたすら、声を掛け合って防空壕の入り口を探すだけです。

ラジオは、時々勇ましい軍歌が流れて大本営発表のニュース(ほとんどがデマ情報)ばかりで、国民は信じて「やったやった」と喜びました。

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