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2013年2月21日 (木)

昭和初期のラジオの例

Img_0289左はラジオ、右はラジオ付き電気蓄音器(クリックで拡大)

左上は「局型ラジオ」で、NHKが基本的な設計をしてデザインをほぼ統一した家庭用ラジオの例で、100円前後で売られていました。トランスレス回路と言って電灯線からAC100Vを受け取り、4本の真空管のフィラメントが100Vになるように接続してあります。(トランスは鉄と銅線を使うため製造中止)

スピーカーはマクネチックタイプで人間の声が明確に再生できれば音質は二の次でした。戦争が激しくなると、NHKの第一放送のみになり、ほとんどが臨時ニュースと大本営発表で娯楽番組は軍歌以外にありません。ダイヤルがあるのは全国の放送局の周波数が異なるためで、アメリカ軍の飛行機の目標になるからと、全国の放送局の周波数を同じにする試みもありましたが、技術的に難しく実現しませんでした。

左下のはスーパーヘテロダイン回路を使った6球式高級ラジオで、昭和の初めに150円もしました。デザインも格調があり音質もそれなりに良かったのですが、贅沢品と言われ買う人も減って来ました。一部短波放送が入るのもありましたが、短波の電波が聞こえないようにラジオ店で調整してもらわないとスパイ扱いをされて聞くことができませんでした。

右は、レコードプレーヤーを内蔵した電気蓄音器で上の蓋を開けて聞きたいレコードを聞きましたが、レコード針が手に入らなくなって困りました。聞くときは近所の人に聞こえないように押し入れに入って小さな音で聴いていました。


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