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2013年2月18日 (月)

一銭玉の歴史 銅貨、アルミ貨、錫貨、そして?

Img_0286材質が変化した一銭玉一覧

一銭銅貨が世の中に現れたのは明治6年で品位は銅(錫,亜鉛入り)、直径は約2.8cm、重さはおよそ7gでした。それが大正5年に青銅貨(直径23cm,重さ3.75g)になって、昭和12年まで続きます。上の写真の右端がそれで、錫の含有量を増やした青銅貨になりました。いわゆる「一銭銅貨」の時代です。

昨日の値段表にもあるように、子供たちが目の色を変えて飛んで行く一銭駄菓子屋を筆頭に日常品のほとんどが一銭玉で用が足りました。

その頃は、日用品(特に毎日食べるもの)は掛け売りの時代で、一般の家庭では毎日の買い物を帳面買い(特定のお店で毎日帳面に付けておいて月末にまとめて払う)でしたから、手元に小銭が必要なのはほんのわずかで済みました。

ところが、昭和10年頃から大陸で戦争が始まると、兵器を造るための鉄材などの金属が必要になり、日本国内では調達できないため、最初は一般家庭で眠っている鉄や銅を回収する運動が活発になって、とうとう、一銭銅貨をはじめ、それまでの貨幣にまで及びました。

上の写真にその変化を並べてみましたが、右から二枚目が昭和13年のアルミ貨(直径17.6mm)で、さらに昭和16年が16mm,昭和19年には材質を錫と亜鉛に落とした1.3グラムになりました。

そして、さらに左にあるのが金属ではなく陶器を材質にした1銭貨幣の試作品です。これは、某陶器メーカーに作らせた試作品で3種類の粘土を混ぜた試作品で、表には富士の絵と壹の文字のデザインで重さは0.8gでした。


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