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2013年1月12日 (土)

最初の頃のラジオドラマのスタジオ風景

Img_0192マイクを囲んで熱演する俳優たち(クリックで拡大)

ラジオ放送を開始した頃は放送局にマイクロホンが一つしかありませんので、その周りで声や音を出してドラマを演じました。

上の写真の中央にある白いマイクに向かって俳優が入れ替わり木刀を振り上げて気合をかけ、その近くに擬音を出す装置を操作してドラマの雰囲気をを盛り上げます。

左にあるのは桶の中に水を入れて上のハンドルを回すといろいろな「水の音」が出せます。ゆっくり回すと「せせらぎの音」、早くすると「大きな川」や「水辺の音」にもなります。

右は幅広いキャンバスに回転するドラムを被せハンドルを回して「風の音」を作ります。ゆっくり回してさらさらと頬をなぜる「微風」、早く回すと台風のような音になります。

他に二つのお椀を伏せて交互に砂の上に置くと「パッカパッカ」と馬の蹄の音、柳行李(やなぎこうり)の中にあずきを入れてゆっくりと揺すると打ち寄せる「波の音」など、他に「雨の音」「虫の声」など擬音係りはいろいろなものを使って音を出してドラマをバックアップしました。

声優たちは、擬音の間に履物を脱いで忍び足でマイクに近寄り、声の熱演です。
録音機がないので、やり直しはできません。その代わり、多少の時間がオーバーすることがあっても無視されます。次の番組まで電波が止まり、別のスタジオにマイクを運んでセットをしますから、十分時間があります。

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