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2012年12月 5日 (水)

流行歌全盛時代へ

Img_0131歌は世につれ、世は歌につれ・・・・。

家庭用ラジオが少しずつ普及を始めたことで、街の中には流行歌が流れ始め、喫茶店などでは輸入レコードによる海外のメロディーも聞こえてくるようになりました。それまで輸入品に頼っていた蓄音器が国産品で店頭に並び、一般家庭でも楽しむことができるようになります。

それまでは、邦楽(浪花節や民謡など)が中心だったレコードにも流行歌が次々に録音されて 街を行く人たちが明るく口ずさむ雰囲気がそよ風に乗って聞こえて来ます。

蓄音器の代名詞だった大きなラッパも箱の中に納まって、ゼンマイを巻けば好きな時に楽しめる時代に代わって行きました。上の写真のポータブル蓄音器はコンパクトになっていましたが、一台数十円、レコードも一枚約一円、一回ごとに針先を交換するという決して安い買い物とは言えませんでしたが、気持ちが楽しくなる明るい雰囲気を作り出してくれました。

まずは、浅草オペラで唄われた藤原義江らの「アラビアの唄」や、「カチューシャの唄」、そして「出船の歌」や「波浮の港」など、さらには尾崎紅葉の小説「金色夜叉」の唄「熱海の海岸散歩する・・・・・・・」は小さな子供までが真似をしていました。

そして、童謡「毬と殿さま」、「東京行進曲」「恋はやさし・・・」「モンパリ」などへエスカレートして行きます。

世界の大恐慌が迫っていた暗い世代に ほんのわずかながら明るいムードが漂っていた昭和時代の幕開けでした。

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