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2012年12月11日 (火)

聖橋とニコライ堂

Img_0143聖橋とニコライ堂(その右下が御茶ノ水駅) (クリックで拡大)

昭和初期にお茶の水駅周辺は神保町につながる東京屈指の学生街でした。

中でも上の写真の聖橋とニコライ堂は、好一対の眺めをつくる景観であり、恋人たちのデートのメッカになっていました。残念ながら現在はこの位置からニコライ堂を見ることはできませんが、当時の青春時代を謳歌した人たちには生涯の甘い思い出を心の奥底に残す大切な場所になっています。

ニコライ堂は明治24年に竣工しており、東京の駿河台に建てられた大聖堂です。関東大震災で壊滅的な被害を受け、昭和4年に現在の姿に改築され、後に国の重要文化財として指定されています。

一方、神田川を挟む本郷の地にあった湯島大聖堂は、中国の偉人「孔子」を祀る廟で、この二つの間を結んだのが「聖橋(ひじりばし)」で関東大震災復興橋梁として昭和2年に完成されました。

この写真を見るとき、その背景に壮大な未曽有の大工事が進められていたことを紹介しておかなければなりません。その一つは、両国まで来ていた房総線を秋葉原駅を跨いでお茶の水駅で中央線に結んだことと、飯田橋までしかなかった中央線を神田駅を経由して東京駅まで引き込んだこと、そして上野駅から浜松町駅まで東京駅を経由して赤煉瓦の高架橋を構築したことです。

もし、皆さんの中に鉄道線路に興味のある方がおられたら、この辺りの地図(昭和初期のがあればラッキー)を眺めながら、先代の人々の大変なご苦労を忍ぶのも一興かとご案内した次第です。

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