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2012年12月17日 (月)

昭和のはじめに発売された「仁丹」

Img_0155口中清涼剤「仁丹」

日本中の人が知っている「仁丹」は昭和4年ころ元帥帽を被ったトレードマークで人気者になりました。

この有名な三角帽子(?)はあのフランスの英雄ナポレオンの肖像画で世界に知れ渡っていました。それがなぜ「仁丹マーク」になったのかはさだかではありませんが、一見、三角形に見えますが正式には「二角帽」と呼ばれナポレオン時代には真横に被っています。

それを明治時代に日本海軍が採り入れて海軍士官の金モールの肩章付き軍服になりました。その時の被り方は前後の縦になっています。この「仁丹」の絵は横でも縦でもなく、斜めになっていて、昔の海軍では「仁丹帽」と呼び、森下仁丹社では「元帥帽」と呼び、子供たちは「三角帽子」と人気がありました。

仁丹の粒は銀色で、口の中に入れるとさわやかな気分になり、胃腸の薬や気付け薬としても応急的に利用され、しゃれたケースに入れて愛用されました。

上の写真は、満州で戦争が始まり、資源としての鉄や銅など金属を回収するための箱として森下仁丹社が自主的に作って全国の街角に置かれたものの一つです。左下の仁丹ケースは日本軍の後押しで満州国が独立したときに国旗をデザインして売り出したものです。

戦争が終わっても「仁丹」の人気は衰えず、いろいろにデザインされたケースが市場に出回ってコレクターの対象になりました。特に、東京・渋谷の宮益坂上に作られた「仁丹塔(元帥帽姿の)」は巷の話題になり、ラジオから流れる「ジンタン タンタン・・・・・」のコマーシャルは子供までが歌っていました。


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