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2012年11月10日 (土)

昭和初期の庶民の台所の例

Img_0092土間がそのままお勝手に・・・。

朝、暗いうちにお母さんが起きて釜戸に火を入れて、ご飯を炊き始め、右手には一番に共同井戸から汲んできた水が用意されています。

釜戸の隣は七輪コンロ(練炭や豆炭が燃料)で煮物用、その前に味噌甕。火消壺などが並び、土間に下りて床の上にまな板を置き包丁で味噌汁の具を刻みます。床板を開ければ縁の下に買い置きの野菜や糠みその樽が置いてあり、右の棚の上には小道具が並んで、お母さんは孤軍奮闘、みんなが起きる頃は、吹きこぼれたご飯の湯気が一面にただよって来ます。

この土間は、朝食が終わるとみんなが出かける玄関に早変わり、仕事場に学校に飛び出して行きます。

お釜の上にちょっと見えるのが釜戸の煙突で先が屋根や外壁に突き出して、燃えた薪は消し炭として火消壺に保存、夕餉のときの火だねに使います。

このような長屋の台所は大小の差はありますが、昭和30年頃まで使われて、公団住宅や民間アパートが提供されるまで存在していました。

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