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2012年4月24日 (火)

これがシネラマだ

Img_0045「これがシネラマだ」のパンフレット

昭和30年1月に、東京の帝国劇場と大阪のOS劇場で同時に「これがシネラマだ」を上映して新しい大型映画の幕開けとなりました。

まず驚くのがそのスクリーンのスケールで客席から見て人間の左右の視覚と同じ146度の広さを持つ湾曲したスクリーンは横幅約21m、高さ約8m、スクリーンの裏に5個のスピーカーが並び客席の背後にからも音響が響き渡って、3台の映写機が3分割した映像を同時に映し出しています。

第一作目の「これがシネラマだ」は最初に画面はガンガンと言う音響とともに視野が広がりディズニーランドの「ローラーコースター(現在のジェットコースター)」の頂点に達したかと思うと目がくらむような奈落の底目掛けて一気に落ちて行きます。観客は思わず座席にしがみついて絶叫をあげました。まだ、日本では誰も経験したことがないジェットコースターのスリルを味わうことになります。(上のパンフレット写真はその例)

次にジェット機のコックピットに置いたカメラが捉えた映像は音速で飛ぶ不思議な体験をさせてくれます。川下りのゴムボートの先端にセットしたカメラの映像は頭から降りそそぐ水しぶきに思わず頭を避けようとして隣の人とがちんこ。

このスリリングな体験は第二作の「シネラマ・ホリディ」、さらに「世界の七不思議」「世界の楽園」などの作品へと続いて行きました。さらに「シネラマ劇映画」へと発展しますが、問題は撮影に費用がかかること(実は三枚の画面の継ぎ目のちらつきの方が問題?)から、横幅の広いシネマスコープへと移って行きます。その第一作が「聖衣」でした。そして70mm映画「十戒」「クレオパトラ」「西部開拓史」などに移って行きます。


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