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2012年3月18日 (日)

アメリカをなぜ米国と書くのか?

Img_0297国名を漢字で書かれた地図(クリックで拡大)

上の写真は昭和初期に発行されたヨーロッパ地図の一部で、国名が漢字で書かれた部分があります。

日本が独立国として世界の国々と公文書を交わす時に、日本の漢字を用いて縦書きにすることが原則で、その際相手の国を漢字で書き込むことになっています。そのためには国名を漢字にしなければなりません。

例えばアメリカの場合は「亜米利加」 或いは「米利堅(メリケン)」が当てられましたが、これは明治時代にアメリカから質のいい小麦粉を大量に輸入したことによる理由で神戸などの港をメリケン波止場と呼んだことが語源になりました。「亜米利加合衆国」とか「美利堅(ビリケン)」も候補になりました。中国語では「美国」と書きます。

その結果イギリスは「英吉利」、ロシアは「露西亜」、フランスは「仏蘭西」などとなりました。そして、正式文書の冒頭にそれぞれ 日米、日英、日仏と書き込んだ文章が交わされ,日本の新聞にもこのまま使われています。

戦後、GHQから漢字は複雑で教育の妨げになるから人名 地名などをローマ字にしろと強く要請されましたが、日本のスタッフが最後まで拒絶をしましたので、美しい漢字は守られました。

2008年に中国・北京で開催されたたオリンピック大会の入場行進の時のプラカードの順番は国名を中国文字に置き換えて、画数の少ない順に並びましたので、日本は28番目になりました。

上のヨーロッパの地図には当時の国名が書かれており、現存しない国も入っていますが、クリックで拡大してご覧ください。

打表的な例を下記に紹介しておきます。

 アイルランド → 愛蘭土  アルゼンチン → 亜爾然丁  イタリー → 伊太利  

 オーストラリア → 濠太剌利  オーストリア → 墺太利  オランダ → 阿蘭陀

 スェーデン → 瑞典  ドイツ → 独逸  ハンガリー → 洪牙利  

 ベルギー → 白耳義  ポルトガル → 葡萄牙 


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