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2012年3月 5日 (月)

日本中を沸かせた二つの競泳記録

Img_0263前畑秀子のレコードとフジヤマのトビウオ

昭和11年、ベルリンで開催されたオリンピック大会の200m平泳ぎの決勝で前畑秀子選手が金メダルを獲得しました。現地時間では昼間でしたが日本は深夜の午前2時頃、ラジオを持っている家庭は極めて少なく、起きて聞いている人はわずかでした。翌日のニュースと新聞で知った人たちは、「ぜひ、中継の模様を放送してほしい」と問い合わせが殺到しましたが、その頃のNHKには録音設備がなく、後日ドイツから送られて来る記録映画を待つしかありませんでした。

ところが、この短波放送を受信して円盤レコードに録音していた民間のレコード会社がありまして、早速、NHKから著作権を得て発売、ベストセラーになりました。上の写真はそのレコードで、白熱した接戦の模様が河西アナの熱狂的な声で「飛び込みました・・・」からゴールの瞬間まですべて入っています。戦後、ラジオやテレビなどでこの日になると河西アナが「前畑がんばれ」を繰り返し流しています。そして8月12日が「がんばれの日」になりました。

昭和22年8月9日、神宮プールにおいて男子400m自由形競泳で古橋広之進選手が42分38秒8の世界記録を樹立しました。さらに、その翌日、0.4秒縮めています。この快挙は日本中に広がり、終戦で暗い気持ちになっていた日本人に元気と生きる勇気を与えてくれました。しかし、戦後の日本水泳連盟は国際水連から除名されており、これは参考記録として扱われました。昭和24年、国際水連への復帰が認められ、古橋選手を含めた6選手がアメリカに招聘され、400m,800m,1500mで世界新記録を樹立して公式記録として認められました。アメリカの新聞には古橋選手を「フジヤマのトビウオ」と称賛しました。上の切手はその時のブロンズ像と力泳する古橋選手の姿です。

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