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2012年3月20日 (火)

日本最古の英和辞書とは?

Img_0294文久2年に刊行された英和辞書(クリックで拡大)

上の写真は日本で最初の英和辞書で文久2年(1862年)に発刊されました。正式な本のタイトルは「英和對譯袖珍辭書」とあり、一番上に「A POKCET DICTIONARY(ポケット ディクショナリ)」とありますから、袖珍とは着物の袖(ポケットのこと)に入れて持ち運ぶ辞書という意味になります。しかし、実物はかなり大きく重く「木枕辞書」の別名があったようです。

収録語数は約35,000語で、厚さは約500ページ、鉛活字(英文字:横書き)と木版(日本文縦書き)で和紙に印刷されており、初版は200部出版されています。

幕末の頃、福沢諭吉が横浜でそれまで外国語の主流とされていたオランダ語より英語の方が実用に即していることを知って力を入れ始めたと言われていますが、幕府もこれに気づいて堀達之助らが、上記の英和辞典を編纂しました。この辞書は初版の200部では足りず、慶応3年、明治2年にも増刷されて後の英和辞典の基礎になりました。

現在、我々が日常的に「電気」「家庭」「水道」などと使っている単語はこの袖珍辭書の中に語源としてあるのかもしれません。

大正時代になって三省堂から「コンサイス(簡便なと言う意味)英和辞典」が出版され、ポケット版辞典などの背表紙もちらほら現れています。

ポケット版英和辞典の価格の流れを簡単に追ってみました。

  大正11年 2円    昭和13年 3円    昭和22年 180円    昭和30年 380円

  昭和45年 880円    昭和49年 2000円   昭和56年  2200円

                            「値段の風物詩」などを参考に作成


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