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2012年2月17日 (金)

輪タク第一号は東京・新宿から

Img_0229輪タク第一号(バックは有楽町界隈)

終戦直後の国鉄駅前はほとんどが空襲の被害をうけて大混乱をして、人間と車がひしめき合っていました。

駅前広場はどこからともなく人が集まり、生活物資から食べ物までが途方もない値段で売られて、それを売る人と探す人が、すれ違うこともできない状態でした。

上の写真は、自転車とリヤカーをドッキングして後ろの客席に幌をかけた乗り物で、その形状から「輪タク(自転車タクシー?)」と呼ばれ、最初は1円(昔の円タク?)から始まり、昭和20年の暮れには10円以上にもなったようです。それでも、便利な乗り物として、奪い合うようにして利用されました。

特に復員して来た男性の手っ取り早い賃金稼ぎとして成り手が殺到、輪タクを作るのが間に合わないほどの盛況でした。どさくさですから、免許も不要、運賃も交渉次第で遠方にはかなりの値段がつきました。

最初は東京の新宿駅前に現れましたが瞬く間に日本全域に広がり、人間だけでなく荷物を運ぶ商売(運送業など)も無許可で始まり、本格的なオート三輪やトラックが市場に出回る昭和24年ごろまで続きました。

現在では、東南アジアの観光地などで使われていますが、日本国内にも再現して地方都市の観光案内の乗り物として人気があるようです。

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