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2012年2月14日 (火)

防空壕を掘る銃後の女性

Img_0220空襲に備えて防空壕を掘る女性たち

「敵機の襲来を防ぐことは防空壕作りから始めます」 これは昭和16年頃に家庭の防空の手引き書の冒頭に書いてあった言葉です。冷静に考えるとずいぶん飛躍した話です。

敵機が飛んできて爆弾や焼夷弾を落とすから身を守るために自宅の周辺に防空壕を掘りなさいという命令です。その頃イギリスの大都市や中国の重慶などが連日空襲に遭遇していることが短波放送の電波によって世界中に流されていたのですが、日本国内では電波管制によって国民は聞くことができない状態でした。

もし、爆弾を搭載した敵機が上空に侵入しようとしても日本軍の高射砲で必ず撃ち落とすが、万が一撃ち漏らしても防空の心構えがあれば生命と財産を守ることができると言うのです。

そして、隣組の心構えとして、防火用水の準備や日頃の消火訓練が必要で空襲警報のサイレンが鳴ったらすぐに防空壕に入って身を守れとの指示です。

若い男性たちは召集されて、残っているのは女性と年寄りです。家の周りに土地がない人は住んでいる畳をあげて縁の下に作れとのこと、さらに、広い舗装道路の場合は歩道用のセメントの板をはがして土を掘って通行人のために防空壕を用意せよとのこと。

その頃は、ただひたすらに「我らはすべて国土防衛の戦士である」との命令に従って身を粉にして働くことしかありませんでした。

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