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2012年2月16日 (木)

昭和20年の驚異的な物価の変動

Img_0221昭和21年には新10円紙幣が発行された

下の物価推移表はまだ戦争をしていた頃の物の値段と1年後の値段の比較です。

前にも紹介しましたが、昭和10年頃からの物価はほとんど横ばいで、戦争を遂行するためにいろいろな統制令によって生活水準が抑えられ、なかには公定価格が決められていたものもありました。当然、給料も上がることもなく、言われるままにそれぞれの部署で黙々と働き、男性は戦場に送られ、働き手を失った留守を守る女性と年寄は空襲警報におびえながらの毎日でした。

そのような暮らしの中に、突然降って湧いた「戦争終結」のラジオ放送は、喜んでいいのか悲しまなければいけないのか、一人一人の心の中は複雑でした。

下記に並べたものは生活用品の一部ですが、このような値段の中で毎日を暮らしていました。

◇物価の推移(終戦の年までと翌年21年になってからの参考比較)

            昭和20年8月以前           昭和20年8月以降

  たばこ(金鵄)       35銭                1円

  鉛筆            25銭                   50銭

  絵具          1円30銭               15円80銭

  クレヨン           40銭               4円50銭

  鶏卵          1円50銭               15円20銭

  サイダー          53銭                6円

  畳の表替え      3円90銭               20円

  放送受信料      50銭                  2円50銭

  電球             98銭               7円50銭

  乾電池            48銭               2円

  半紙(1帖)          16銭               12円

  週刊誌            60銭               1円50銭

  新聞月極購読料    3円70銭               5円

  映画館入場料金    1円                  3円

  大工の手間代1日   3円90銭               100円

  昭和20年中に物価が銭から円時代に移行して、上記の5銭と10銭紙幣は発行されてもほとんど使用されることはなく、50銭紙幣、1円紙幣、5円紙幣、10円紙幣(写真)が主流になりました。

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